【SHOEI COMLINKアダプター 完全ガイド】純正3種の違いと手持ちインカムの付け方|B+COM・Cardo 対応表

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【SHOEI COMLINK アダプター】手持ちインカムを純正位置に付ける方法|B+COM・Cardo 対応表

【SHOEI COMLINK アダプター】手持ちインカムを純正位置に付ける方法|B+COM・Cardo 対応表

 

GT-Air 3 や NEOTEC 3 を手に入れた直後、こんな壁にぶつかっていないだろうか。

  • COMLINK 対応ヘルメットには、専用インカム(SRL3・SX1・PACKTALK-S)を買い直すしかないのか
  • 今使っている B+COM や Cardo は、そのまま使い回せないのか
  • 「COMLINK アダプター」というものがあるらしいが、自分の機種に合うのか分からない

ヘルメットに7万円前後を払った直後に、インカムでさらに5万円――この出費を前に手が止まるのは当然だ。だが結論から言うと、その買い直しは必要ないことのほうが多い

この記事では、サインハウス(B+COM)とアーキサイト(Cardo)の公式情報をもとに、COMLINK 用アダプターの正体、アダプターが要る機種と要らない機種の対応表、取り付けの流れ、そして専用インカムを買う場合との費用比較までを整理する。読み終えたときに、自分の組み合わせで「そのまま付く/3,300円で付く/専用機に替える」のどれなのかが決まっている状態を目指した。

※本記事はアフィリエイト広告(PR)を含みます。商品リンクから購入された場合、売上の一部が当サイトに還元されることがあります。評価・紹介内容は公式スペックと第三者レビューに基づく独自の調査によるもので、報酬の有無で内容を変えていません。


結論:多くの人はインカムを買い直さなくていい

先に結論を示す。COMLINK 対応ヘルメット(GT-Air 3/NEOTEC 3/J-Cruise 3)に手持ちのインカムを付ける方法は、3つに分かれる。

  • そのまま付く:B+COM 7X/7X EVO は、アタッチメントを使わずに3機種へ取り付けられる(出典:サインハウス公式FAQ)。専用設計の SX1 も同様だ。
  • アダプターを買えば付く:B+COM SB6XR/ONE/TALK/PLAY/SB6X は「B+COM SHOEIアタッチメント3」(3,300円・税込)で、Cardo PACKTALK PRO/EDGE/NEO は「SHOEI アダプター3」で装着できる。
  • 買い替えを検討する:SENA の汎用モデルについては、COMLINK スペースに収める同種のアダプターを公式に確認できなかった。SENA で一体感を求めるなら専用設計の SENA SRL3 が現実的な選択肢になる。

つまり B+COM か Cardo のユーザーなら、多くの場合インカムを買い直す必要はない。かかっても3,300円前後だ。専用インカム(48,400〜63,800円)との差は決して小さくない。

以下、そのアダプターが何をする部品なのか、自分の機種はどれに当たるのかを順に見ていく。


COMLINK の「アダプター」とは何か

インターコムベースカバーとの関係

COMLINK 対応ヘルメットの左下側には、インカムを収めるためのスペースがあらかじめ設計されている。工場出荷時、そこは「インターコムベースカバー」という樹脂パーツで塞がれている。

COMLINK 用アダプターは、このベースカバーと交換するかたちで取り付ける部品だ。サインハウスは「ヘルメットに標準で装着されているインターコムベースカバーと交換するかたちで、かんたんに取付けできます」と説明している(出典:サインハウス公式リリース)。Cardo も同様に「ヘルメットのインターコムベースカバーを取り外し、本アダプターを取り付けます」としている(出典:アーキサイト公式)。

外側に両面テープやクリップで本体を貼り付けるのではなく、ヘルメットが元から用意している場所に、メーカー指定の部品で固定する。ここが汎用マウントとの決定的な違いだ。

アダプターが解決するのは「本体の居場所」だけ

過剰な期待を避けるために、範囲をはっきりさせておきたい。

アダプターが解決するのは、インカム本体(およびマウント)の取り付け位置と収まりだ。一方で、スピーカー・マイク・配線は、各インカムに付属するものをそのまま使う

したがって、アダプターを付けても専用設計のビルトインインカム(SRL3・SX1・PACKTALK-S)と完全に同じ状態になるわけではない。専用設計は本体そのものがヘルメットの形状に合わせて作られており、収まりの一体感では一歩先にある。

  • アダプターで変わること:本体の位置が決まり、外側の出っ張りと「後付け感」が減る
  • アダプターで変わらないこと:スピーカー・マイク・配線の仕様、インカム自体の機能・音質・通信方式

COMLINK そのものの仕組みや、専用設計インカム3機種の全体像は「SHOEI COMLINK 完全ガイド」で詳しく整理している。本記事は、その中の「汎用インカムをどう付けるか」に絞って掘り下げる。

そもそもアダプターが要らない機種がある

ここが最も見落とされやすい。アダプターを買う前に、自分の機種が「不要な側」かどうかを確認したい。

サインハウスは公式FAQで「B+COM 7X/EVO は『B+COM SHOEIアタッチメント3』を使用せずに NEOTEC3/GT-Air3/J-Cruise 3 へ取付けることが可能」と明言している(出典:サインハウス公式FAQ)。

つまり B+COM の現行フラッグシップである 7X・7X EVO は、追加費用ゼロで COMLINK 対応ヘルメットに付く。アタッチメント3 の対応機種一覧に 7X・7X EVO の名前がないのは「非対応だから」ではなく、「そもそも必要ないから」だ。この点を取り違えると、不要な部品を買うか、あるいは付かないと諦めて専用機を買い直すことになる。


アダプターを使うと得られること3つ

COMLINK 用アダプターという選択肢を知っていると、次の3つが手に入る。

  1. 数万円の買い直しを避けられる。手持ちのインカムを活かせるため、専用設計インカムの購入(48,400〜63,800円)が不要になる。
  2. 外付け特有の「後付け感」を減らせる。ヘルメット側が用意した位置に固定されるため、本体の出っ張りとマウントの露出が抑えられる。
  3. 買う前に適合を判断できる。メーカーが対応機種を明示しているため、「付くかどうか分からないまま買う」という賭けを避けられる。

この3点が本当に成り立つのか、順に根拠を見ていく。


その3つを支える根拠

根拠1:ベースカバー交換方式だから位置が決まる

1つ目の「後付け感が減る」を支えるのが、取り付け方式そのものだ。

アダプターは外装に貼り付ける汎用マウントとは異なり、ヘルメットが元から持つベースカバーと置き換わる。位置は設計側で決まっているため、装着者が「どこに貼るか」で悩む余地がない。

サインハウスのアタッチメント3 には、ケーブル収納用ホルダーと、底面の配線保護ガードが備わる(出典:サインハウス公式リリース)。配線の逃がし方まで含めて設計されている点が、汎用マウントとの差になる。

Cardo のアダプター3 も、装着後にインカム付属のクレードルを差し込んで固定し、本体を取り付ける手順が公式に示されている(出典:アーキサイト公式)。いずれも、ヘルメット側の設計に沿って本体が収まる構造だ。

根拠2:費用は3,300円前後で済む

2つ目の「買い直しを避けられる」は、金額で比べると分かりやすい。

選択肢 追加費用(税込) 内容
7X/7X EVO を持っている 0円 アタッチメント不要でそのまま装着(出典:サインハウス公式FAQ)
B+COM SHOEIアタッチメント3 3,300円 SB6XR/ONE/TALK/PLAY/SB6X 用
Cardo SHOEI アダプター3 約3,290円 PACKTALK PRO/EDGE/NEO 用
SENA SRL3 を新規購入 約56,980円 SHOEI 専用設計インカム
B+COM SX1 を新規購入 約48,400円 SHOEI 専用設計インカム
Cardo PACKTALK-S を新規購入 約63,800円 SHOEI 専用設計インカム

※価格は2026年7月時点。アタッチメント3 はサインハウス公式、専用インカム3機種は各公式および当サイトの既存記事で確認した価格。SHOEI アダプター3 はアーキサイト公式製品ページに価格の記載がないため、発売時案内による参考値。

手持ちのインカムが使えるなら、差額は4万5,000円以上になる。ヘルメットを買った直後の出費として、この差は無視できない。

根拠3:対応機種はメーカー公式が明示している

3つ目の「買う前に判断できる」は、両社が対応機種を公開していることによる。

  • サインハウス:アタッチメント3 の対応ヘルメットは NEOTEC 3/GT-Air 3/J-Cruise 3、対応インカムは SB6XR/ONE/TALK/PLAY/SB6X と製品ページに明記(出典:B+COM SHOEIアタッチメント3)。
  • アーキサイト:SHOEI アダプター3 の対応ヘルメットは NEOTEC 3/GT-Air 3/J-Cruise 3、対応インカムは PACKTALK PRO/PACKTALK EDGE/PACKTALK NEO と製品ページに明記(出典:アーキサイト公式)。

ただし注意点がある。公式の対応一覧に載っていない=非対応、とは限らない。前述のとおり 7X・7X EVO はアタッチメント不要であるために一覧に載っていない。逆に、一覧に載っている機種のうち SB6XR・ONE・SB6X は現在生産を終了している。一覧をそのまま「今から買える組み合わせ」として読むと誤解が生じる。


対応表:自分の組み合わせで付くのか

現行アダプター2製品の基本情報

現在入手できる COMLINK 用アダプターは、次の2製品だ。

項目 B+COM SHOEIアタッチメント3 Cardo SHOEI アダプター3
メーカー・販売元 サインハウス Cardo(国内販売:アーキサイト)
品番 00082779 ADPA010004
価格(税込) 3,300円 約3,290円(発売時案内による参考値)
対応ヘルメット NEOTEC 3/GT-Air 3/J-Cruise 3 NEOTEC 3/GT-Air 3/J-Cruise 3
対応インカム SB6XR/ONE/TALK/PLAY/SB6X PACKTALK PRO/PACKTALK EDGE/PACKTALK NEO
取り付け方式 インターコムベースカバーと交換 インターコムベースカバーを外して装着
同梱物 トップパーツA(NEOTEC 3用)/トップパーツB(GT-Air 3・J-Cruise 3用)/ボトムパーツ/組み立て用ネジ(M2×4mm)×3/両面テープ/アルコールシート アダプター本体/取り付けガイド
発売 2024年6月末 2025年5月23日

※アタッチメント3 の価格・品番・対応機種・同梱物はサインハウス公式製品ページ(2026年7月確認)による。SHOEI アダプター3 の品番・対応機種・同梱物はアーキサイト公式、価格と発売日は発売時の案内による参考値。いずれもインカム本体は付属しない

B+COM SHOEIアタッチメント3(品番 00082779・3,300円・税込)

B+COM SHOEIアタッチメント3

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Cardo SHOEI アダプター3(品番 ADPA010004・PACKTALK PRO/EDGE/NEO 用)

Cardo SHOEI アダプター3

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アダプターと組み合わせるインカム本体は、各販売ページで最新価格を確認できる。

B+COM 7X EVO(アタッチメント不要でそのまま装着可)

B+COM 7X EVO

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B+COM 7X(アタッチメント不要でそのまま装着可)

B+COM 7X

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B+COM TALK(アタッチメント3 が必要)

B+COM TALK

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B+COM の場合(不要な機種と必要な機種)

B+COM は「アタッチメント不要」と「アタッチメント3 が必要」の2系統に分かれる。

B+COM の機種 COMLINK 3機種への取り付け 現行/生産終了
7X EVO アタッチメント不要でそのまま装着可 現行
7X アタッチメント不要でそのまま装着可 現行
SX1 専用設計。アタッチメント不要 現行
TALK SHOEIアタッチメント3 が必要 現行
PLAY SHOEIアタッチメント3 が必要 現行(※ソロライド向け)
SB6XR SHOEIアタッチメント3 が必要 生産終了
ONE SHOEIアタッチメント3 が必要 生産終了
SB6X SHOEIアタッチメント3 が必要 生産終了

※7X/7X EVO の取り扱いはサインハウス公式FAQ、アタッチメント3 の対応機種は製品ページによる。SX1 の装着方法はサインハウス公式の取付方法ページによる。なお PLAY は、スマートフォンの音楽・ハンズフリー通話を主眼に置いたソロライド向けモデルで、インカム同士の通話機能は公式仕様に記載がない(出典:サインハウス B+COM PLAY)。仲間との通話が目的なら、この機種は選択肢から外れる。

なお、公式FAQ ではアタッチメントなしでの装着が可能としつつ、より良い装着位置を求める場合はアタッチメントの併用も選択肢になると案内されている。7X/7X EVO ユーザーにとっては「必須ではないが、位置にこだわるなら検討する部品」という位置づけになる。

生産終了の SB6XR・ONE・SB6X を今から新規に選ぶ理由は乏しい。すでに所有していて使い続けたい場合の選択肢と考えたい。各機種の実力は「B+COM 7X EVO レビュー」「B+COM 7X レビュー」「B+COM TALK レビュー」で詳しく解説している。

Cardo の場合

Cardo は「SHOEI アダプター3」(品番 ADPA010004)を使う。対応するインカムは PACKTALK PRO/PACKTALK EDGE/PACKTALK NEO の3機種だ(出典:アーキサイト公式)。

取り付けは、ベースカバーを外してアダプターを装着し、そこにインカム付属のクレードルを差し込んで固定、最後に PACKTALK 本体を取り付ける流れになる。同梱物はアダプター本体と取り付けガイドのみで、インカム本体は付属しない

一方、Cardo には SHOEI 専用設計の PACKTALK-S もある。こちらはビルトイン設計のため、アダプターは不要だ。「これから Cardo を買う」なら PACKTALK-S、「すでに PACKTALK PRO/EDGE/NEO を持っている」ならアダプター3、という切り分けになる。

ただし「これから買う」側にも、じつは二択がある。 新品で PACKTALK PRO(79,800円)を買ってアダプター3(3,290円)を足せば合計83,090円で Gen3 に付く。専用機の PACKTALK-S は63,800円。差額19,290円で何が増えるのか——通信スペックは第2世代 DMC・最大15人・ユニット間1.6km・Bluetooth 5.2・IP67・3年保証まで完全に同一なので、増えるのは通信以外の部分だけだ。この判断は「PACKTALK-S vs PACKTALK PRO|SHOEI Gen3 でどっちを買う?」で公式情報から整理している(本記事=どう付けるか/あちら=どちらを買うか)。

もうひとつ、専用機どうしで迷った場合——Gen3 でメッシュを使える専用機は PACKTALK-S と SENA SRL3 の2機種だけで、この2つの決着は「PACKTALK-S vs SENA SRL3」にまとめてある。Cardo の現行ラインの選び方は「Cardo インカム おすすめ5選」、PACKTALK-S 単体は「Cardo PACKTALK-S レビュー」で解説している。

SENA の場合──旧 SRL2/SRL-MESH には純正アダプターがある

まず押さえておきたいのが、旧型ヘルメット用の SENA 製 SRL2・SRL-MESH には、SHOEI 純正の「SRLアダプター」が用意されていることだ。価格は2,200円(税込・税抜2,000円)、対応ヘルメットは NEOTEC 3/GT-Air 3/J-Cruise 3 の3機種(出典:SHOEI 公式 SRLアダプターSHOEI 公式 オプション&リペアパーツ)。

GT-Air II・NEOTEC II・J-Cruise II から Gen3 へ買い替えた人は、5万円台の SRL3 を買い直さなくても、この2,200円のアダプターで手持ちを移せる可能性がある。ただし性能は旧世代のままで、SRL3 と同じ機能になるわけではない。アダプター使用時の細かい機能上の制約も公式に明示がないため、心配なら販売店やメーカーに確認してほしい。

一方、SENA の汎用モデル(60S・50S・SPIDER ST1・5S など)を COMLINK スペースに収めるためのベースカバー交換式アダプターは、公式に確認できなかった(2026年7月時点)。

したがって現時点では、次のいずれかになる。

  • 一体感を求めるなら、SHOEI 専用設計の SENA SRL3(約56,980円・税込)を選ぶ
  • 手持ちの SENA 汎用機を使い続けるなら、通常のクリップ式・貼り付け式マウントで装着する(機能面は問題なく使えるが、収まりは専用設計に一歩譲る)

なお「公式に確認できなかった」であって「存在しないと確定した」わけではない。購入前に SENA の販売店・サポートに確認するのが確実だ。SRL3 の実力は「SENA SRL3 レビュー」、SENA の現行ラインは「SENA インカム おすすめ5選」で解説している。

世代違いに注意

購入時の事故が起きやすいのがヘルメットの世代だ。

B+COM には旧世代用の「B+COM ヘルメットアタッチメント SHOEI用」(品番 00081800・2,090円・税込)もあるが、こちらの対応は GT-Air II/J-Cruise II/NEOTEC II で、現在は生産終了となっている(出典:サインハウス製品ページ)。

現行の GT-Air 3/NEOTEC 3/J-Cruise 3 に使うのは、品番 00082779 の「SHOEIアタッチメント3」だ。商品名が似ているため、注文時は品番で確認したい。

SHOEI 純正の「アダプター」3種を取り違えない

紛らわしさは B+COM だけの話ではない。SHOEI 純正のアクセサリーにも、名前の似た「アダプター」が3つある。 COMLINK 対応の Gen3(GT-Air 3/NEOTEC 3/J-Cruise 3)に使えるのは、このうち1つだけだ。

SHOEI 純正品 価格(税込) 対応ヘルメット Gen3 に使えるか
SRLアダプター 2,200円 NEOTEC 3/GT-Air 3/J-Cruise 3 (旧 SRL2・SRL-MESH を装着)
SHOEI COMLINKアダプター 3,300円 Z-9 シリーズ ×
SHOEI Universal Com Holder 2,860円 14シリーズ(X-Fifteen/X-Fifteen Carbon/X-Fifteen 02/X-Fourteen/Z-8/Z-7/RYD/Glamster/EX-ZERO/J-FORCE IV/J・O+/J・O/HORNET ADV/WYVERN ∅) ×

(出典:SHOEI 公式 オプション&リペアパーツSHOEI Universal Com Holder。確認日 2026年8月7日)

2026年8月7日 更新(対応機種の正確化):Universal Com Holder の対応欄は従来「X-Fifteen/Z-8/Z-7/RYD/Glamster/EX-ZERO/J-FORCE IV/J・O+ ほか」と略記していたが、公式の正式な対応は14シリーズだ(略していたのは X-Fifteen Carbon・X-Fifteen 02・X-Fourteen・J・O・HORNET ADV・WYVERN ∅ の6つ)。判定(Gen3 には × )は変更していない——公式リストに Gen3 の3機種は含まれておらず、従来の記述は正しい。なお Z-9 もこのリストに含まれない(Z-9 は専用の COMLINKアダプターを使う)。

とくに誤解しやすいのが「SHOEI COMLINKアダプター」だ。名前に COMLINK と付くが、COMLINK 対応の Gen3 に取り付けるものではなく Z-9 シリーズ用である。Z-9 は左右スイッチユニット用と後部バッテリーユニット用の3ピース構成・クリップ式で、これを付けて初めて B+COM SX1/SENA SRL3 が装着できる(対応サイズは XS〜XXL のみで、XXXL・XXXXL は非対応)。Gen3 の「ベースカバー交換式で専用機はアダプター不要」とは仕組みそのものが別系統なので、混同しないようにしたい。Z-9 側の事情は「Z-9 のインカム|専用2機種と必須アダプター3,300円」で整理している。また「SHOEI Universal Com Holder」は、COMLINK を搭載していないヘルメットに汎用インカムをきれいに付けるためのホルダーで、上記のとおり対応表に Gen3 の3機種は含まれていない。では COMLINK を持たないヘルメットで何を選び、どう付けるのか——ホルダーの実際の使いどころ、Arai・OGK KABUTO との事情の違い、スピーカー厚み9mm という関門までは「汎用インカムのおすすめ|専用機が選べないヘルメットの選び方」にまとめた。この表では `×` の1行でしか登場しない部品だが、本来の用途はそちらにある。

Gen3 のヘルメットで汎用インカムを使いたい場合は、この純正ホルダーではなく、各インカムに付属するクリップや両面テープで装着することになる。


価格と購入方法

まとめると、追加費用は次のようになる(いずれも税込・2026年7月時点)。

  • B+COM SHOEIアタッチメント3:3,300円(品番 00082779・サインハウス公式表示)
  • Cardo SHOEI アダプター3:約3,290円(品番 ADPA010004。2025年5月23日の発売時に案内された価格で、国内販売元アーキサイトの公式製品ページには価格の記載がないため参考値)
  • 7X/7X EVO/SX1/PACKTALK-S を使う場合:アダプター費用は不要

どちらもバイク用品店・量販店・通販で扱いがある。インカム本体は同梱されないため、本体を持っていない場合は別途必要になる。

価格は改定されることがある。購入時は各販売ページの最新表示を確認してほしい。


取り付けの流れと注意点

取り付けは、おおむね次の流れになる。

  1. ヘルメットのインターコムベースカバーを取り外す
  2. アダプターを取り付ける(アタッチメント3 はヘルメット機種に応じてトップパーツA/Bを選び、ボトムパーツと組み立てる)
  3. インカム付属のクレードル・マウントを固定する
  4. インカム本体を装着し、スピーカー・マイクを内装内に配線する

注意しておきたい点を挙げる。

  • 手順は必ず各メーカーの公式マニュアル・公式動画に従う。本記事は概要の説明にとどめる。
  • 世代・品番の適合を先に確認する。似た名称の旧世代用製品がある。
  • 無理な力をかけない。ベースカバーの取り外しやネジ止めは、規定の手順・工具で行う。
  • 不安があれば販売店に依頼する。ヘルメットは安全に関わる装備であり、外装パーツの脱着に不安があるなら、購入店やバイク用品店に相談するのが確実だ。
  • 保証の扱いは購入店・メーカーに確認する。アダプター装着が保証にどう影響するかについて、本記事で断定できる公式見解は確認できなかった。

なお、インカムに関わる法的な論点は技術基準適合証明(技適)であり、国内正規流通品であれば取得済みだ。ヘルメットの安全規格(PSC/JIS など)は、アダプターの装着によって扱いが変わる性質のものではない。ただし外装パーツを脱着する作業である以上、メーカー指定の範囲を超える加工は避けたい。


向いている人・向いていない人

アダプター(または「そのまま装着」)が向いている人

  • すでに B+COM または Cardo のインカムを持っていて、買い直したくない
  • 複数のヘルメットでインカムを使い回したい
  • 追加費用を数千円に抑えたい
  • 7X/7X EVO を使っている(そもそも追加費用ゼロで付く)

専用設計インカムのほうが向いている人

  • インカムをまだ持っておらず、これから1台目を買う
  • 収まり・一体感を最優先したい(本体形状からヘルメットに合わせて設計されている)
  • SENA で統一したい(汎用機向けのアダプターを公式に確認できないため、SRL3 が現実的)
  • 配線や取り付け作業をできるだけ簡素にしたい

専用設計3機種(SRL3・SX1・PACKTALK-S)を横並びで比較して1台に絞るなら「SHOEI 専用インカム比較(SRL3・SX1・PACKTALK-S)」が判断の助けになる。


よくある質問

Q. B+COM 7X/7X EVO を GT-Air 3 に付けるのに、アタッチメント3 は必要ですか?

必要ない。サインハウスは公式FAQで、7X/EVO はアタッチメント3 を使わずに NEOTEC 3/GT-Air 3/J-Cruise 3 へ取り付けられると案内している。ただし、より良い装着位置を求める場合はアタッチメントの併用も選択肢になるとしている。

Q. アタッチメント3 の対応機種に自分のインカムが載っていません。付かないということですか?

一覧にないから非対応とは限らない。7X/7X EVO のように「アタッチメント自体が不要」なため記載されていない機種がある。判断できない場合は、メーカーまたは販売店に型番を伝えて確認するのが確実だ。

Q. アダプターを付けると、SRL3 や SX1 と同じ見た目になりますか?

同じにはならない。アダプターが決めるのは本体の取り付け位置と収まりであり、スピーカー・マイク・配線は各インカム付属のものを使う。専用設計インカムは本体形状そのものがヘルメットに合わせて作られているため、一体感では先を行く。

Q. SENA の汎用インカム(60S・50S など)を COMLINK スペースに収められますか?

同種のベースカバー交換式アダプターは、2026年7月時点で公式に確認できなかった。通常のクリップ式・貼り付け式マウントでの装着は可能で、通話・音楽・ナビといった機能は問題なく使える。一体感を求めるなら専用設計の SRL3 が候補になる。最新の対応状況は販売店に確認してほしい。なお COMLINK を搭載していないヘルメットで汎用インカムを使う場合の選び方・付け方は「汎用インカムのおすすめ」にまとめている。

Q. Z-9 にもこのアダプターは使えますか?

使えない。Z-9 に必要なのは「SHOEI COMLINKアダプター」(3,300円・税込)という別の部品で、本記事が扱う Gen3 用のアタッチメント3/SHOEI アダプター3 とは互換性がない。装着の仕組みも違う——Gen3 がベースカバーを交換する方式なのに対し、Z-9 は3ピースのクリップ式だ。対応するインカムも B+COM SX1 と SENA SRL3 の2機種のみで、Cardo の SHOEI 専用機(PACKTALK-S・4X-S)は Z-9 に対応していない。詳しくは「Z-9 のインカム」を参照してほしい。

Q. 一度アダプターを付けたら、元のベースカバーに戻せますか?

アダプターはベースカバーと交換する部品のため、取り外したベースカバーは保管しておきたい。ただし両面テープを使う工程があるため、着脱を繰り返す前提の部品ではない。具体的な可否は各メーカーの取扱説明書で確認してほしい。

Q. 古い GT-Air II や NEOTEC II には使えますか?

現行の「SHOEIアタッチメント3」(00082779)は GT-Air 3/NEOTEC 3/J-Cruise 3 用だ。旧世代用の製品(00081800)は生産終了となっている。世代が異なる場合は、販売店で在庫や代替品を確認する必要がある。


まとめ

COMLINK 対応ヘルメットを買ったからといって、インカムまで買い直す必要はない。

  • 7X/7X EVO/SX1 を持っているなら、追加費用ゼロでそのまま付く
  • SB6XR/ONE/TALK/PLAY/SB6X なら「B+COM SHOEIアタッチメント3」(3,300円・品番 00082779)
  • PACKTALK PRO/EDGE/NEO なら「SHOEI アダプター3」(約3,290円・品番 ADPA010004)
  • SENA 汎用機向けのアダプターは公式に確認できず。一体感を求めるなら専用設計の SRL3
  • アダプターが解決するのは本体の収まりまで。スピーカー・マイクは付属品のまま使う

専用インカムは48,400〜63,800円。手持ちが活かせるなら、その差額をツーリングそのものに回せる。まずは自分のインカムの型番を確認するところから始めたい。

B+COM 7X EVO(アタッチメント不要)

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B+COM SX1(SHOEI 専用設計・アタッチメント不要)

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B+COM SHOEIアタッチメント3(SB6XR/ONE/TALK/PLAY/SB6X を使うなら)

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Cardo SHOEI アダプター3(PACKTALK PRO/EDGE/NEO を使うなら)

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出典・参考記事

※価格・対応機種・仕様は取得時点(2026年7月)の参考値。最新情報は各公式・販売店で確認のこと。

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