【SHOEI NEOTEC 3 評判・レビュー】首は疲れる?静粛性・重さ・メガネ対応から向いている人まで解説
ツーリング歴が長くなるほど、ヘルメットへの要望は変わってくる。こんな場面に心当たりはないだろうか。
- 一日走った帰り道、首と肩がずっしり重い
- 高速道路の風切り音で、インカムの声が聞き取りにくい
- 休憩や給油のたびにヘルメットを脱ぐのが、正直おっくうになってきた
SHOEI NEOTEC 3 は、こうした悩みに正面から応えるように作られたシステムヘルメットだ。専門メディアの Webikeプラスは「特に上質なツアラーで旅を楽しんでいる、大人のライダーにはよく似合う」と評している。
この記事では、SHOEI 公式スペックと専門メディアの実走インプレをもとに、静粛性・重さ・被り心地・価格を整理する。2026年10月1日の価格改定後の価格と、サイズの選び方もまとめた。
※本記事はアフィリエイト広告(PR)を含みます。商品リンクから購入された場合、売上の一部が当サイトに還元されることがあります。評価・紹介内容は公式スペックと第三者レビューに基づく独自の調査によるもので、報酬の有無で内容を変えていません。
結論:長距離の「疲れ」と「わずらわしさ」を減らしたい人の本命
先に結論を示す。
- 静かさ:専門メディアの評価は「数あるヘルメットの中でもトップレベルの静粛性」で、「ロングランでの疲れにくさに大きく貢献」する(Webikeプラス)
- 重さ:実測1,778g(L サイズ・防曇シート込み)。「サンバイザー付きシステムメットは1800gオーバーが一般的」なので「軽い部類」(同)
- 使い勝手:チンガードは開けた状態でしっかり止まる2段階ロック式。インカムはヘルメットを平面に置いたまま充電できる。休憩中の会話や飲食、宿でのひと手間まで楽になる
価格はメーカー希望小売価格でソリッド85,800円・グラフィック95,700円(税込)。2026年10月1日の改定で、どちらも4,400円上がった。
※通販の販売価格はショップごとに違い、メーカー希望小売価格と同じとは限らない。
SHOEI NEOTEC 3
※このショップで選べるのは S〜XL の4サイズ・5色です。XXL・XXXL やほかのカラーを選ぶ場合は、ほかのショップも確認してください。販売価格はショップによって異なり、メーカー希望小売価格と同じとは限りません。
→ NEOTEC 3 をほかのシステムヘルメットと重さ・価格で並べたい人は システムヘルメットのおすすめ5選(LS2 SCOPE・OGK RYUKI・HJC RPHA 91・AGV Sportmodular と比較)
不安①:高速で本当に静かか
NEOTEC 3 でいちばん評価が高いのが静粛性だ。Webikeプラスのインプレでは、次のように書かれている。
- 「驚くほど静かだ」
- 帽体の形状をはじめ、カバーや独特なシールド形状、窓ゴムなどが静穏性に貢献している
- 「数あるヘルメットの中でもトップレベルの静粛性」で、「ロングランでの疲れにくさに大きく貢献」する
NEOTEC II を愛用してきた MotoBasic も、完成度の高さから「さすがにもう伸びしろはないだろう」と思っていた。それでも NEOTEC 3 では、大幅に向上した「静粛性とベンチレーション」に想像を超えられた、と評価している(MotoBasic)。
一方で、正直に書いておくべき点もある。Webikeプラスは、100km/h 巡航では大きめの帽体ゆえに風切り音と押し戻し感が出てくるとし、特に快適なのはそれ以下の速度域だとしている。流れに乗ったツーリングペースでこそ、静かさを実感しやすいヘルメットだ。
風切り音が減ると、インカムの声が聞き取りやすくなり、一日走ったあとの耳や頭の疲れ方も変わってくる。
不安②:「システムは重い」は本当か
購入をためらう理由で最も多いのが重さだ。まず SHOEI 公式の数値を見てみよう。
| サイズ | ソリッド | グラフィック |
|---|---|---|
| S(55cm) | 1,659g | 1,659g |
| M(57cm) | 1,679g | 1,705g |
| L(59cm) | 1,699g | 1,735g |
| XL(61cm) | 1,790g | 1,816g |
(出典:SHOEI 公式スペック。量産品の平均値で、防曇シートなどの付属品は含まない。XXL・XXXL の重量は公表されていない)
実際に使う状態の数字も確認しておきたい。Webikeプラスの実測では 1,778g(ライトシルバー・L サイズ・防曇シート込み)だった。公式値より重いが、Webikeプラスは「サンバイザー付きシステムメットは1800gオーバーが一般的」なので NEOTEC 3 は「軽い部類」と評価している。
とはいえ、Webikeプラスは重さがあるため「人によっては首に疲れも感じるはず」とも書いている。つまり NEOTEC 3 は「システムとしては軽い部類。ただし最軽量ではない」という位置づけだ。首の負担は、重さだけでなく被り心地や頭へのフィット感でも変わる。次の項目もあわせて確認してほしい。
不安③:被り心地とメガネ
長時間被るなら、重さ以上に大事なのが被り心地だ。Webikeプラスによると、被り心地は「ソフト系」。頬パッドのホールドはややしっかりめだが、後頭部を含めて全体を「やさしくホールド」しつつ疲れにくいとされる。頭頂部のパッドは、オプションで微調整できる。
メガネをかけて乗る人にうれしい評価もある。形状によっては浮き上がってしまうものの、内装が柔らかめのため「ツルの圧迫感は少ない」という。SHOEI のオンラインストアなどでは、眼鏡用スリットの加工も受け付けていると紹介されている(Webikeプラス)。
ツーリングの「ひと手間」を減らす装備
NEOTEC 3 の良さは、スペック表の数字よりも、ツーリング中の細かな場面で実感しやすい。
チンガードを開けても、不意に下りてこない
システムヘルメットでは、開けていたチンガードが下りてきてしまうことがある。NEOTEC 3 は2段階のロック機構でしっかり止まり、「ちょっとした作業や会話、飲食の際に便利」と評価されている(Webikeプラス)。休憩所で仲間と話すときや、コンビニで一服するときに、いちいちヘルメットを脱がなくていい。
厚手のグローブでも操作しやすい
ロックボタンやスイッチ類はシンプルで、「厚手のグローブでも操作しやすい」(同)。上部の吸気口も、厚手のグローブで操作しやすい形になっている(SHOEI 公式)。
暑い日の息苦しさを減らすブレスガード
口元にあたるブレスガード K が標準で付属する。付けると、下部の吸気口から取り込んだ風の一部が口元へ流れ、暑い中での息苦しさを低減する(SHOEI 公式)。吸気口には取り外して洗えるフィルターがあり、虫の侵入も防ぐ。実走でも「気温20度程度で走り始めると、額の上を風が通り抜けるのがわかる」(Webikeプラス)と、換気がはっきり体感できるようだ。
まぶしさ・くもり・渋滞への備え
- 内蔵サンバイザー QSV-2 は、前の世代の QSV-1 より5mm 長い。欧州サングラス規格に匹敵する品質だ(SHOEI 公式)。「サンバイザーとノーズガードのすき間が少なく、明暗差がほぼない」(Webikeプラス)
- 防曇シートが標準で付属し、雨の日や寒い日のくもりを防ぐ
- シールドを少しだけ開けた位置で止められる(微開)ため、渋滞などの低速走行中に換気できる
インカム:COMLINK で「着けたまま充電」
NEOTEC 3 は、SHOEI 専用のインカム取り付け機構「SHOEI COMLINK」に対応している。公式サイトでは、SENA「SRL3」とサイン・ハウス「B+COM SX1」の装着イメージが紹介されている(いずれも別売)。
公式によると、この取り付け機構は従来よりコンパクトになった。さらに、インカムを付けたまま、ヘルメットを平面に置いて充電できる。宿でヘルメットを置いたまま充電できるのは、泊まりのツーリングで地味に効いてくる(SHOEI 公式)。
NEOTEC II からの買い替えで何が変わるか
NEOTEC II を使っている人は、「今のままで十分では」と感じているかもしれない。その答えとして参考になるのが、NEOTEC II の愛用者である MotoBasic のレビューだ。完成度の高さから「さすがにもう伸びしろはないだろう」と思っていたが、次の点を挙げて、NEOTEC 3 は想像を超えて進化していたとまとめている(MotoBasic)。
- 被ったときの剛性感
- よりスムーズになった各部の操作感
- 面積が広がったインナーサンバイザーのまぶしさ対策
- 大幅に向上した静粛性とベンチレーション
風切り音や夏の蒸れ、日差しに不満があるなら、買い替える価値のある進化と言える。
価格:2026年10月1日の改定後
| 改定前(2026年9月30日まで) | 改定後(2026年10月1日から・現在) | |
|---|---|---|
| ソリッドカラー | 81,400円(税込) | 85,800円(税込) |
| グラフィック | 91,300円(税込) | 95,700円(税込) |
(出典:SHOEI 公式 NEOTEC 3 製品ページ/価格改定のお知らせ。値上げ額は税込4,400円・確認日 2026年10月2日)
比較の目安として、OGK KABUTO RYUKI(46,200円)とは約4万円、同じ SHOEI のフルフェイス GT-Air 3(ソリッド77,000円)とは8,800円の差になる。
サイズの選び方:SHOEI 公式は、同じメーカーでもモデルによって同じサイズの感じ方が違うとしている。頭囲をきちんと測り、公式のサイズ表に当てはめて選びたい。通販で買うなら、注文前にショップの返品・交換の条件も確認しておくと安心だ。
実際の販売価格や在庫はショップごとに違うので、購入前に各販売ページで確認してほしい。
SHOEI NEOTEC 3
※このショップで選べるのは S〜XL の4サイズ・5色です。XXL・XXXL やほかのカラーを選ぶ場合は、ほかのショップも確認してください。販売価格はショップによって異なり、メーカー希望小売価格と同じとは限りません。
NEOTEC 3 の基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー | SHOEI |
| 種類 | システムヘルメット(チンガードを開けられるタイプ) |
| シェル構造 | AIM+(ガラス繊維と有機繊維の複合積層) |
| 規格 | JIS 規格 |
| サイズ(頭囲) | S(55cm)/M(57cm)/L(59cm)/XL(61cm)/XXL(63cm)/XXXL(65cm) |
| インナーサンバイザー | QSV-2(QSV-1 より5mm 延長) |
| 主な付属品 | 防曇シート、ブレスガード K、サービスツール、布袋、シリコンオイル ほか |
| インカム | SHOEI COMLINK 対応(SENA SRL3/B+COM SX1 など・別売) |
| メーカー希望小売価格(税込) | ソリッド85,800円/グラフィック95,700円(2026年10月1日改定後) |
(出典:SHOEI 公式 NEOTEC 3 製品ページ・スペックページ。仕様は2026年9月26日、価格は10月2日に確認)
グラフィックモデルは、VORYX、SHARPEN、BREEZE、FRAGMENTS などが展開されている。色選びは「NEOTEC 3 新色 VORYX」で解説している。
向いている人・向いていない人
向いている人
- 宿泊ツーリングや一日数百 km のロングランが多く、風切り音による疲れを減らしたい
- 休憩所での会話や飲食、給油のたびにヘルメットを脱ぐのが面倒になってきた
- メガネをかけて乗っている
- インカムを使っていて、見た目も充電のしやすさもすっきりさせたい
- NEOTEC II の静かさや夏の蒸れ、日差しに少しでも不満がある
向いていない人
- 何より軽さを優先したい(システムとしては軽い部類だが、最軽量ではない)
- 100km/h 以上での巡航が中心で、その速度域の静かさを最も重視する
- ヘルメットの予算を抑えて、グローブやプロテクターにお金を回したい
「向いている人」に当てはまったら、在庫を確認しておこう。
SHOEI NEOTEC 3
※このショップで選べるのは S〜XL の4サイズ・5色です。XXL・XXXL やほかのカラーを選ぶ場合は、ほかのショップも確認してください。販売価格はショップによって異なり、メーカー希望小売価格と同じとは限りません。
RYUKI/GT-Air 3 とどう違う?
- 予算を抑えたいなら → OGK KABUTO RYUKI:メーカー希望小売価格は46,200円(税込)で、NEOTEC 3(ソリッド85,800円)の6割に届かない。一方、Webikeプラスの実測は L サイズで1,772g で、NEOTEC 3 の実測1,778g(L)とほぼ同じだった(Webikeプラス RYUKI インプレ)。重さで大きな差はないため、価格の差を静粛性や使い勝手の評価、そして満足感でどう見るかが分かれ目になる。詳しくは RYUKI vs NEOTEC 3 比較で解説している。
- チンガードを開ける機能が要らないなら → SHOEI GT-Air 3:違いは GT-Air 3 vs NEOTEC 3 比較にまとめている。
この2機種に限らず、LS2・HJC・AGV まで含めて重さと価格で並べたいなら、システムヘルメットのおすすめ5選で5機種を軽い順に比べている。
よくある質問
Q. 首が疲れやすいのですが、大丈夫でしょうか?
公式値では M サイズのソリッドが1,679g、実測では L サイズが1,778g(防曇シート込み)。Webikeプラスは「システムとしては軽い部類」としつつ、「人によっては首に疲れも感じるはず」とも書いている。首への負担はフィット感でも変わるので、頭囲をきちんと測ってサイズを選びたい。
Q. 小柄な人や女性でも使えますか?
いちばん小さいのは S サイズ(頭囲55cm)で、公式の平均重量は1,659g。NEOTEC 3 には S より小さいサイズはないので、頭囲が55cm 未満の人は、サイズ表と頭囲をよく見比べてほしい。
Q. 通販で買っても大丈夫ですか?
楽天などの通販でも買える。SHOEI 公式は、同じサイズでもモデルによって被った感じが違うとしているので、今使っている SHOEI のサイズを目安にしつつ、頭囲を測り直して選びたい。注文前にショップの返品・交換の条件も確認しておくと安心だ。
Q. インカムは何を選べばいいですか?
SHOEI 公式は、COMLINK 対応機種として SENA SRL3 と B+COM SX1 の装着例を紹介している。専用4機種の比較は「NEOTEC 3 のインカムはどれ?」を参考にしてほしい。
まとめ:これからのツーリングを、静かに楽に
- 静粛性は「数あるヘルメットの中でもトップレベル」(Webikeプラス)。特に100km/h 未満のツーリングペースで快適
- 重さは実測1,778g(L)で、「システムとしては軽い部類」。ただし最軽量ではない
- 被り心地はソフトで疲れにくく、メガネのツルの圧迫感も少ない。チンガードの2段階ロック、ブレスガード、着けたまま充電できるインカム機構で、ツーリングの細かな手間が減る
- メーカー希望小売価格はソリッド85,800円・グラフィック95,700円(税込・2026年10月1日改定後)
走行距離を重ねるほど、「静かさ」と「疲れにくさ」の差は積み重なっていく。これからも長く走り続けたいベテランライダーにとって、NEOTEC 3 は投資に見合う一台だ。
SHOEI NEOTEC 3
※このショップで選べるのは S〜XL の4サイズ・5色です。XXL・XXXL やほかのカラーを選ぶ場合は、ほかのショップも確認してください。販売価格はショップによって異なり、メーカー希望小売価格と同じとは限りません。
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出典・参考記事
- SHOEI 公式 NEOTEC 3 製品ページ(価格・QSV-2・ブレスガード K・COMLINK・平面に置いたまま充電・付属品。2026年9月26日確認・価格は10月2日確認)
- SHOEI 公式 NEOTEC 3 スペック(重量・サイズ・規格)
- SHOEI 公式 価格改定のお知らせ(改定後の価格・2026年10月2日確認)
- Webikeプラス【SHOEI ネオテック3 インプレ】(静粛性・実測1778g・被り心地・メガネ・2段階ロック・換気)
- MotoBasic NEOTEC3 レビュー(NEOTEC II からの進化)
- OGK KABUTO 公式 RYUKI/Webikeプラス【カブト RYUKI インプレ】(実測1772g)
※仕様は2026年9月26日、価格は2026年10月2日に確認した公式情報に基づく。実際の販売価格・在庫は各販売ページで確認のこと。
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