【システムヘルメット おすすめ5選】予算・用途別の選び方|開けられる便利さで選ぶ

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給油のたび、コンビニでの会話のたびにヘルメットを脱ぐのは、地味に面倒だ。そこで選択肢に挙がるのが、顎部を開けられる システムヘルメット(フリップアップ) である。

ただ、いざ選ぼうとすると種類が多く、価格も約2万円台から10万円近くまで幅広い。「安いモデルで十分なのか」「高いモデルは何が違うのか」「システムは重い・うるさいのでは」——こうした疑問が解けず、決めかねている人も多いはずだ。

この記事では、各メーカーの公式スペックをもとに

  • システムヘルメットのメリット・デメリットと、安全規格の見方
  • 約2万円台のコスパ機からカーボンの軽量プレミアムまで、おすすめ5モデルの中身
  • 予算・用途別の選び方

を整理する。読み終えたとき、自分の予算と使い方に合う1台を迷いなく選べることを目指した。

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結論:予算別おすすめ早見

先に結論を示す。まず予算で絞り、次に用途(軽さ・静粛性・装備)で決めるのが失敗しないコツだ。

  • とにかく安く始めたい:LS2 SCOPE(約27,580円・税込)
  • 国産で軽く、コスパも欲しい:OGK KABUTO RYUKI(約44,000円・税込)
  • 装備充実・インカム連携で選ぶ:HJC RPHA 91(約61,600円・税込)
  • 国産ハイエンドの完成度:SHOEI NEOTEC 3(約81,400円〜)
  • 軽さを最優先(カーボン):AGV Sportmodular(約93,500円〜・税込)

システムヘルメットの価値は「被ったまま開けられる利便性」だ。そのうえで、価格差は主に軽さ・静粛性・装備(インカム連携やサンバイザー)・帽体素材に表れる。「利便性は全モデル共通、どこに上乗せ投資するか」で選ぶと分かりやすい。

※価格はいずれもメーカー希望小売価格または実勢の参考値(税込・取得時点)。変動するため、購入時に各販売店で確認してほしい。


システムヘルメットとは

システムヘルメット(フリップアップ)とは、顎部(チンバー)をレバー操作で上方に跳ね上げられるヘルメットだ。走行中はフルフェイスとして使い、停車時に開けて口元を開放できる。

メリット:被ったまま開けられる

最大のメリットは、チンオープンによる利便性だ。

  • 給油時:ヘルメットを脱がずに係員と会話・支払いができる。
  • コンビニ・料金所:被ったまま受け答えができる。
  • 眼鏡:チンバーを上げてから掛け外しできるため、眼鏡ライダーに好評。
  • 休憩・写真:いちいち脱がずに一息つける。

停車の機会が多いツーリングほど、この利便性は効いてくる。

デメリット・注意点

注意点もある。

  • 重さ:開閉機構の分、同クラスのフルフェイスより重くなりやすい。ただし近年は軽量化が進む(カーボン製など)。
  • 静粛性:可動部の継ぎ目から風切り音が出やすいとされる。上位モデルは気密構造で対策している。
  • 価格:機構が増えるぶん、同価格帯のフルフェイスより装備が控えめになることもある。
  • 可動部:構造が複雑なぶん、開閉部の扱いには配慮したい。

安全規格の見方

ヘルメットの安全規格にはいくつか種類がある。

  • JIS:日本産業規格(2019年の法改正までは「日本工業規格」)。日本国内で広く使われる基準。
  • PSC:消費生活用製品安全法に基づく国の安全基準。乗車用ヘルメットは、国内販売に PSC マークの表示が義務づけられている。
  • SG:製品安全協会による任意の規格。事故時の賠償(被害者救済)制度が付帯する。PSC が義務、SG が任意という性格の違いがある。
  • ECE/SNELL:欧州(ECE 22.06)や米国(SNELL)の規格。海外モデルで採用される。

注意したいのは、規格適合の違いがそのまま実走時の安全性の優劣を意味するわけではない点だ。ただし国内の公道で使うには、PSC マーク(国内基準)への適合が前提になる。海外ブランドを選ぶ際は、国内正規品(PSC 適合)かどうかを必ず確認したい。並行輸入品には ECE のみで PSC 非適合の場合がある。本記事で紹介する5モデルは、いずれも国内正規流通(PSC 適合)のモデルだ。


システムヘルメット おすすめ5選

価格の手頃な順に紹介する。各モデルとも、被り心地には個人差があるため、可能なら実店舗での試着を勧める。

① LS2 SCOPE

こんな人向け:まずは安くシステムヘルメットを試したい人。

LS2(エルエスツー)の SCOPE は、システムヘルメットとして手に取りやすい価格が魅力だ。国内正規品の価格は標準カラーで約27,580円(税込)。インナーバイザーを標準装備し、シールドは94%UVカット仕様、Pinlock 社製の曇り止めシートにも対応する。

帽体は LS2 独自の ABS 系素材「HPTT」を採用。規格は SG に適合し、国内販売に必須の PSC マークが付された国内正規品。サイズは S〜XXL。重量は公式に数値が公表されていない(第三者の実測では1,800g 前後の報告もある)。

価格を抑えつつインナーバイザー付きの実用装備が揃う、入門に向く一台だ。

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② OGK KABUTO RYUKI

こんな人向け:国産の安心感と軽さ、コスパを両立したい人。

OGK KABUTO の RYUKI は、「システムなのに軽い」で評価を得た国産モデルだ。価格は約44,000円(税込)、グラフィックは49,500円(税込)。旧モデル KAZAMI(M約1,800g)の後継として軽量化され、各メディアのインプレでは M サイズ約1,640g と紹介されている(重量は公式製品ページに数値記載なし)。

チンオープンに加え、インナーサンシェードと IR(赤外線)カットシールドを装備。独自の空力デバイス「ウェイクスタビライザー」で走行中の安定にも配慮している。規格は SG(製品安全協会のシステムヘルメット用基準)に適合し、国内販売に必須の PSC マークも付された国内仕様。サイズは S〜XL。

「システムは重い」という不安に対する国産の回答といえる一台。コスパと軽さのバランスがよい。

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③ HJC RPHA 91

こんな人向け:装備の充実と、インカム連携・国内正規の安心を求める人。

HJC(韓国)の RPHA 91 は、国内では RS TAICHI が正規流通する装備充実型のシステムだ。価格は約61,600円(税込)。規格は SG・JIS(PSC マークあり)で、日本向けのアジアンフィット仕様。

3段階で角度調整できる内蔵サンバイザーを備え、専用設計のビルトインインカム「SMART HJC(21B/50B)」に対応する。防曇レンズ・チンカーテンが付属し、ツーリングで使う装備がひと通り揃う。帽体は軽量・高剛性の P.I.M. EVO シェル。重量は L サイズ平均で約1,836g(出典:RS TAICHI(HJC RPHA 91))。サイズは S〜XL。

国内正規で規格も明確、装備とインカム連携を重視する人にバランスのよい一台だ。

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④ SHOEI NEOTEC 3

こんな人向け:国産ハイエンドの完成度と、静粛性・インカム連携まで求める人。

SHOEI の NEOTEC 3 は、システムヘルメットの国産ハイエンドだ。価格はソリッドカラーで約81,400円〜(税込・2025年1月8日改定)。M サイズ約1,679g と、システムとしては軽量にまとまっている。

標準シールドは CNS-3C、サンバイザーは QSV-2。専用インカム COMLINK(SENA SRL3 推奨)に対応し、配線が目立たずすっきり収まる。システムの弱点になりがちな風切り音には「ノイズアイソレーター」など気密性を高める構造で対策している(SHOEI 公式)。規格は JIS(国内正規品・PSC マーク付き)。

装備・静粛性・インカム連携を高水準でまとめた、ツーリング向けの完成度が高い一台だ。

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⑤ AGV Sportmodular

こんな人向け:システムでも軽さを最優先したい人。

AGV(イタリア)の Sportmodular は、世界初の100%カーボン製システムヘルメットとして登場したモデルだ。最大の特徴は軽さで、M/L 帽体で約1,456g(±50g)と、システムとしては破格の軽量級。

帽体・チンガードともにカーボンで、規格は SG 認証(国内正規品・PSC マーク付き)。日本人の頭に合わせたアジアンフィット仕様で国内正規販売される。価格はカラー・仕様により約93,500円〜(税込・85,000円税抜〜)。

「システム=重い」を覆す軽さが欲しいなら、第一候補になる。

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比較一覧表

モデル 帽体素材 重量 規格 価格(税込) 入手性
LS2 SCOPE HPTT(ABS系) 公式非公表(参考1,800g前後) SG+PSC 約27,580円 楽天等で入手可
OGK KABUTO RYUKI 複合素材 公式非公表(参考 M約1,640g) SG+PSC 約44,000円 楽天等で入手可
HJC RPHA 91 P.I.M. EVO(複合) 約1,836g(L平均) SG・JIS+PSC 約61,600円 正規・楽天等で入手可
SHOEI NEOTEC 3 AIM+ M約1,679g JIS+PSC 約81,400円〜 楽天等で入手可
AGV Sportmodular 100%カーボン 約1,456g(±50g・M/L) SG+PSC(アジアンフィット) 約93,500円〜 正規・楽天等で入手可

※重量は基準サイズ・測定条件がモデルで異なるため、単純比較はできない。価格は取得時点の参考値で、カラーや仕様により変動する。5モデルとも国内正規流通(PSC 適合)。


用途・予算別の選び方

とにかく安くシステムを試したい
→ LS2 SCOPE。約27,580円でインナーバイザー付き。入門に向く。

国産の安心感と軽さ・コスパ
→ OGK KABUTO RYUKI。参考 M約1,640g と軽く、SG・国産で約44,000円。

装備充実・インカム連携を重視
→ HJC RPHA 91。3段サンバイザー・ビルトインインカム対応で、国内正規・SG/JIS。約61,600円。

国産ハイエンドの完成度・静粛性
→ SHOEI NEOTEC 3。静粛性・装備・COMLINK 連携が高水準。長距離ツーリングに。

システムでも軽さを最優先
→ AGV Sportmodular。約1,456g のカーボン製で、システムの重さが気になる人に。

最終的には、頭の形との相性が満足度を大きく左右する。可能なら実店舗で試着し、チンオープンの操作感とフィットを確かめてから選んでほしい。


購入方法

最新価格・在庫は各リンクから確認できる。サイズは各メーカーのサイズチャートを参照し、可能なら実店舗での試着を推奨する。

LS2 SCOPE

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OGK KABUTO RYUKI

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HJC RPHA 91

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SHOEI NEOTEC 3

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AGV Sportmodular

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よくある質問

Q. システムヘルメットは普通のフルフェイスより重いですか?

開閉機構の分、同クラスのフルフェイスより重くなりやすい。ただし近年は軽量化が進み、本記事の OGK RYUKI(参考 M約1,640g)や AGV Sportmodular(約1,456g・カーボン)のように、フルフェイスに近い重量のモデルもある。

Q. システムは風切り音が大きいのでは?

可動部の継ぎ目から音が出やすいとされるが、上位モデルは気密構造で対策している。SHOEI NEOTEC 3 のノイズアイソレーターなどが代表例だ。気になる人は静粛性に配慮した上位モデルを選ぶとよい。

Q. インカムは付けられますか?

多くのモデルで装着できる。とくに SHOEI NEOTEC 3 は専用設計の COMLINK(SENA SRL3 推奨)、HJC RPHA 91 はビルトインの SMART HJC(21B/50B)に対応し、すっきり収まる。常用するなら専用インカム対応の有無を確認したい。

Q. 海外ブランドのシステムを選んでも大丈夫ですか?

国内の公道で使うには PSC マーク(国内基準)への適合が前提だ。本記事の HJC・AGV は国内正規流通(PSC 適合)なので問題ない。一方、並行輸入品は ECE のみで PSC 非適合の場合があるため、国内正規品(PSC 適合)かを必ず確認してほしい。


まとめ

システムヘルメットの価値は「被ったまま開けられる利便性」であり、これは給油・会話・休憩の多いツーリングで効いてくる。利便性は全モデル共通で、価格差は軽さ・静粛性・装備・帽体素材に表れる。

  • まず予算で絞る:コスパの LS2/国産軽量の RYUKI/装備充実の HJC RPHA 91/国産ハイエンドの NEOTEC 3/カーボン軽量の AGV
  • 次に用途で決める:軽さ重視か、静粛性重視か、インカム連携重視か
  • 海外ブランドは国内正規品(PSC 適合)を選ぶ

迷ったら、まずは手の届く価格でシステムの便利さを体験するのもよい。最後は必ず実店舗で試着し、頭の形に合う1台を選んでほしい。

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出典・参考記事

※価格・スペックはメーカー公式および取得時点の参考値。変動するため最新情報は各メーカー・各販売店で確認のこと。海外ブランドは国内正規品(PSC 適合)かを必ず確認すること。

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