【SHOEI GT-Air 3 vs NEOTEC 3 比較】ツーリングはフルフェイスかシステムか|用途別の選び方
ツーリング用に SHOEI の上位ヘルメットを選ぶとき、意外と迷うのが「フルフェイス(GT-Air 3)か、システム=チンオープン(NEOTEC 3)か」だ。SHOEI GT-Air 3(約70,400円〜)と SHOEI NEOTEC 3(約81,400円〜)は、どちらもツーリング向けのインナーサンバイザー付きで、帽体は同じ AIM+、インカムも COMLINK 対応と、条件がよく似ている。
価格差は約11,000円。「この差はチンオープンの分なのか」「システムは重い・うるさいのでは」——こうした疑問が解けないまま、決めかねていないだろうか。
この記事では、両モデルの公式スペックとユーザーの実使用レビューをもとに
- フルフェイスとシステムの種類の違いと、チンオープンの利便性
- 重量・静粛性・装備の具体的な差
- どんなツーリングスタイルで GT-Air 3 を選ぶべきか、NEOTEC 3 を選ぶべきか
を整理する。条件がほぼ揃う2台だからこそ、選ぶ基準は「種類」に絞られる。読後に迷いなく決められることを目指した。
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結論
先に結論を示す。給油・コンビニ・会話での開閉のラクさを重視するなら NEOTEC 3、軽さとシンプルさ・価格を重視するなら GT-Air 3 だ。
- GT-Air 3(フルフェイス):M サイズ約1,635g。一体構造でシンプル、価格も抑えやすい。インナーサンバイザー(QSV-2)標準。
- NEOTEC 3(システム):チンバーが開くチンオープン式。給油や会話で被ったまま口元を開けられる。重量は M で約1,679g とシステムながら軽量。
両者とも同じ AIM+ 帽体・COMLINK 対応・インナーサンバイザー付きで、価格差は約11,000円。その差は実質「チンオープン機構の有無」と考えると分かりやすい。
商品の基本情報
| 項目 | SHOEI GT-Air 3 | SHOEI NEOTEC 3 |
|---|---|---|
| メーカー | SHOEI(国内) | SHOEI(国内) |
| 種類 | フルフェイス | システム(チンオープン) |
| シェル素材 | AIM+(複合積層) | AIM+(複合積層) |
| 重量(Mサイズ) | 約1,635g(ソリッド) | 1,679g(ソリッド)/1,705g(グラフィック) |
| 規格 | JIS | JIS |
| サイズ展開 | S〜XXL | S〜XXXL |
| インナーサンバイザー | QSV-2 標準装備 | QSV-2 標準装備 |
| 標準シールド | CNS-1C | CNS-3C |
| 防曇対策 | 防曇シート標準付属 | 防曇シート標準付属 |
| インカム対応 | COMLINK 対応 | COMLINK 対応(SRL3 推奨) |
| メーカー希望価格(税込) | 約70,400円〜83,600円 | 約81,400円〜91,300円 |
| 購入方法 | Amazon・楽天・公式ECなど | Amazon・楽天・公式ECなど |
※GT-Air 3・NEOTEC 3 とも価格・重量・素材・規格は SHOEI 日本公式より(価格はいずれも2025年1月8日改定値)。
項目別比較
種類の違い(フルフェイス vs システム)
両者の最大の違いは、ヘルメットの「種類」そのものだ。
GT-Air 3 はフルフェイス。チンバー(顎部)が帽体と一体で、開閉機構を持たない。構造がシンプルで、隙間が少なく、軽さや剛性の面で素直な設計だ。
NEOTEC 3 はシステムヘルメット。顎部のレバーでチンバーを上方に跳ね上げられる「チンオープン」式で、被ったまま口元を開放できる。フルフェイスの安心感と、ジェットのような開放・利便性を併せ持つのが特徴だ。
「走行中はフルフェイスとして使い、停車時に開けたい」というニーズに応えるのがシステム。この一点が、以降のすべての比較の前提になる。
チンオープンの利便性
NEOTEC 3 の最大の価値が、このチンオープンだ。
- 給油時:ヘルメットを脱がずに口元を開けられ、係員との会話やカードの受け渡しがスムーズ。
- コンビニ・料金所:被ったまま会話・支払いができる。
- 眼鏡:チンバーを上げてから掛け外しできるため、眼鏡ライダーに好評。
- 休憩・写真:いちいち脱がずに一息つける。
ツーリングで停車の機会が多い人ほど、この利便性は効いてくる。GT-Air 3 はフルフェイスのため、これらの場面では基本的に脱ぐ必要がある。
一方で、システムは可動部があるぶん、構造はフルフェイスより複雑になる。「停車時の開閉をどれだけ使うか」が、種類選びの実用的な分かれ目だ。
価格
GT-Air 3 のメーカー希望小売価格はソリッドカラーで約70,400円、グラフィックモデルで約83,600円(税込)。NEOTEC 3 はソリッドカラーで約81,400円、グラフィックモデルで約91,300円(税込)。いずれも2025年1月8日改定の価格だ。
価格差はソリッド同士で約11,000円で、NEOTEC 3 の方が高い。
両者は帽体(AIM+)・インカム(COMLINK)・インナーサンバイザーといった主要装備が共通している。そのためこの価格差は、実質的にチンオープン機構への投資と捉えると分かりやすい。「開閉の利便性に約11,000円を払う価値があるか」が判断軸になる。
重量
システムは重い、という印象を持つ人は多い。だが NEOTEC 3 はその常識を覆す軽さだ。
| モデル | 重量(Mサイズ) |
|---|---|
| SHOEI GT-Air 3 | 約1,635g(ソリッド) |
| SHOEI NEOTEC 3 | 1,679g(ソリッド)/1,705g(グラフィック) |
※SHOEI 日本公式スペックより。
ソリッド同士の差はわずか約44g。チンオープン機構を持つシステムでありながら、フルフェイスの GT-Air 3 とほぼ同等の重量に収まっている。これは NEOTEC 3 の大きな美点だ。
「システムは重くて首が疲れる」という不安は、NEOTEC 3 に関してはあまり当てはまらない。重量を理由に GT-Air 3 を選ぶ必然性は小さい。
静粛性
GT-Air 3 はツーリング用途を前提に、静粛性の高さで評価されている。Webikeプラスのインプレでは「風切り音がまったく気にならず、ツーリングヘルメットとしてより快適性が上がっている」と評価されている(出典:Webikeプラス GT-Air 3 インプレ)。
NEOTEC 3 は、システムの弱点になりがちな風切り音に対し、専用の「ノイズアイソレーター」など気密性を高める構造を採用している(SHOEI 公式)。システムヘルメットとしては高い静粛性を備えるモデルだ。
一般に、開閉機構のないフルフェイスは隙間が少なく静粛性で有利とされる。ただし NEOTEC 3 は専用設計でその差を詰めており、システムとしては高い静粛性という評価を受けている。
インナーサンバイザー
両者ともインナーサンバイザーを標準装備する。
GT-Air 3・NEOTEC 3 とも同じ QSV-2 サンバイザーを搭載し、日中の眩しさをレバー操作で手軽に抑えられる。サングラス代わりに使え、トンネルや夜間は格納できる。
この装備は両者で共通しているため、サンバイザーの有無は選択の決め手にならない。どちらを選んでも、西日や長距離での眩しさ対策は確保できる。
シールドと曇り対策
両者とも防曇シートが標準で付属しており、冬場や雨天の曇り対策は箱から出してすぐ整う。
GT-Air 3 は CNS-1C シールド、NEOTEC 3 は CNS-3C シールドを標準装備し、いずれも防曇シートが付属する。シールドの光学品質・視界はどちらも SHOEI の水準を保っている。
曇り対策・シールド品質の面でも、両者に大きな優劣はつけにくい。
インカム対応
両者とも SHOEI 独自の COMLINK システムに対応する。
GT-Air 3・NEOTEC 3 いずれも、SENA SRL3 などの専用設計インカムを組み合わせれば、配線が目立たずすっきり収まる。NEOTEC 3 は SRL3 が推奨される。
インカムの一体感はどちらも高く、この点も決め手にはなりにくい。COMLINK 対応という共通の強みがある。
サイズ展開・フィット
GT-Air 3 のサイズ展開は S〜XXL。NEOTEC 3 は S〜XXXL で、より大きいサイズまで対応する。
頭が大きめの人は NEOTEC 3 の方が選択肢が広い。いずれも被り心地は個人差があるため、実店舗での試着を勧める。
総合比較表
| 項目 | SHOEI GT-Air 3 | SHOEI NEOTEC 3 |
|---|---|---|
| 種類 | フルフェイス | システム(チンオープン) |
| 価格(税込) | 約70,400円〜 | 約81,400円〜 |
| 重量(Mソリッド) | 約1,635g | 1,679g(ほぼ同等) |
| シェル素材 | AIM+ | AIM+ |
| チンオープン | なし | あり |
| インナーサンバイザー | QSV-2 標準 | QSV-2 標準 |
| 静粛性 | 高評価 | 高評価(システムとして優秀) |
| インカム | COMLINK | COMLINK(SRL3推奨) |
| サイズ展開 | S〜XXL | S〜XXXL |
| 向いた使い方 | 軽快・シンプルに走りたい | 停車時の開閉を多用する |
どちらを選ぶべきか
GT-Air 3 がおすすめな人
- チンオープンは不要で、シンプルなフルフェイスが好み
- 価格を少しでも抑えたい(約11,000円差)
- 軽さと一体感を重視したい
- 走行が中心で、停車時の開閉頻度は低い
NEOTEC 3 がおすすめな人
- 給油・コンビニ・料金所など、停車時に被ったまま開けたい
- 眼鏡をかけており、掛け外しをラクにしたい
- 長距離ツーリングで停車・休憩が多い
- システムでも軽さ・静粛性を妥協したくない
- 頭が大きめで XXXL までのサイズが必要
購入方法
SHOEI GT-Air 3
サイズは SHOEI 公式のサイズチャートを参照のうえ、可能なら実店舗での試着を推奨する。最新価格・在庫は下記リンクから確認できる。
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SHOEI NEOTEC 3
チンオープンの操作感やフィット感を含め、実店舗での試着が望ましい。最新価格・在庫は下記リンクから確認できる。
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よくある質問
Q. システムの NEOTEC 3 は、フルフェイスの GT-Air 3 より重いですか?
ほぼ同じだ。M サイズのソリッドで GT-Air 3 が約1,635g、NEOTEC 3 が1,679g と差は約44g。チンオープン機構を持ちながらフルフェイスとほぼ同等の重量で、「システム=重い」というイメージは NEOTEC 3 には当てはまりにくい。
Q. システムは風切り音が大きいのでは?
NEOTEC 3 はノイズアイソレーターなど気密性を高める構造で、システムとしては高い静粛性を備える。一般に開閉機構のないフルフェイス(GT-Air 3)が静粛性で有利とされるが、その差は小さくなっている。
Q. 価格差の約11,000円は何の差ですか?
両者は帽体・インカム・インナーサンバイザーが共通のため、実質的にチンオープン機構の有無の差と考えてよい。停車時の開閉を多用するなら、その価値は十分にある。
Q. 眼鏡をかけていますが、どちらが快適ですか?
チンバーを上げてから掛け外しできる NEOTEC 3 が便利という声が多い。GT-Air 3 もインナーサンバイザーやチークパッドで配慮はあるが、開閉のしやすさではシステムに分がある。
まとめ
GT-Air 3 と NEOTEC 3 の違いは、一言でいえば「シンプルなフルフェイス」か「開けられるシステム」かだ。
- GT-Air 3 は一体構造で軽快・シンプル。価格も抑えやすく、停車時の開閉をあまり使わない人に向く
- NEOTEC 3 はチンオープンの利便性が最大の価値。システムながら約1,679g と軽量で、静粛性も高い。給油・会話・眼鏡で開閉を多用する人に向く
両者は同じ SHOEI・同じ AIM+・同価格帯で、装備もよく似ている。だからこそ選ぶ基準はシンプルだ。「停車時にヘルメットを開けたいか」——その答えがそのまま、あなたの1台を決める。
最後は必ず実店舗で試着し、フィット感とチンオープンの操作感を確かめてほしい。
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出典・参考記事
- SHOEI 公式:GT-Air 3 製品ページ/GT-Air 3 スペック
- SHOEI 公式:NEOTEC 3 製品ページ
- Webikeプラス:SHOEI GT-Air 3 インプレ
- 価格.com:SHOEI GT-Air 3 価格比較
※価格はメーカー希望小売価格および取得時点の参考値。最新の実勢価格は各販売店で確認のこと。
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