【ツーリング向けフルフェイス比較5選】GT-Air 3・ASTRO-GX・KAMUI-3・SHUMA・Schuberth S3を快適性で比較

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長く乗ってきたベテランや、リターン・買い替えのタイミングを迎えたライダーにとって、ヘルメット選びの基準は若い頃とは変わってくる。

サーキットの限界性能ではなく、「日帰り・宿泊ツーリングで一日中かぶっていても疲れないか」「高速で静かか」「インカムやメガネと相性がいいか」——こちらのほうがはるかに重要だ。

この記事では、ツーリング適性で評価の高いフルフェイス5モデルを

  • 一日走った後の疲労に直結する重量と静粛性
  • 日差し対策が一気に楽になるインナーバイザー(サンシェード)
  • 常用する人が多いインカムとの相性
  • メガネ・サングラスを併用する人のかけやすさ

という、50〜60代のツーリングライダーが本当に気にする軸で比較する。「スペック表のどの差が、自分のツーリングで効いてくるのか」を判断できることを目指した。

本記事はメーカー公式仕様・専門メディアのインプレッション記事など公開情報をもとにした比較・解説です。価格・重量・規格は参考値であり、購入前に各メーカー公式サイト・正規販売店で最新情報を必ず確認してください。フィット感は個人差が大きいため、実店舗での試着を強く推奨します。


なぜ50代以降のツーリングは「快適性」で選ぶのか

ツーリング用フルフェイスを選ぶとき、買い替え・増車ライダーが優先すべきポイントは、レース系モデルとは異なる。

観点 ツーリングで効いてくる理由
軽さ 重量100〜200gの差でも、数時間走れば首・肩への負担として蓄積する。体力の消耗を抑えるほど後半の集中力が保てる
静粛性 高速巡航の風切り音は疲労とインカム音声の聞き取りに直結する
インナーバイザー トンネル・西日・夕暮れでの明暗差に、シールド交換なしで即対応できる。サングラスの持ち替えが不要になる
インカム対応 仲間とのツーリング・ナビ音声・音楽が当たり前になり、専用設計だと装着がスマートで風切り音も増えにくい
メガネ対応 老眼・近視でメガネを併用する人は、テンプル(つる)が当たらない内装かどうかで快適性が大きく変わる

つまり「速さ」より「一日かぶり続けられるか」が選定基準になる。以下の5モデルは、いずれもこの観点で実績のあるツーリング向けフルフェイスだ。国産プレミアム・国産コスパ・海外プレミアムを横断して、予算と価値観に合う1本を選べるようにした。


5モデルの基本情報

項目 SHOEI GT-Air 3 Arai ASTRO-GX OGK KABUTO KAMUI-3 OGK KABUTO SHUMA Schuberth S3
メーカー(国) SHOEI(日本) Arai(日本) OGK KABUTO(日本) OGK KABUTO(日本) Schuberth(ドイツ)
位置づけ ツーリング上級・多機能 ツーリング最高峰・安全思想 国産コスパ・快適装備充実 国産軽量・空冷重視 海外プレミアム・静粛性最高峰
シェル素材 AIM+(複合積層) PB-cLc2(スーパーファイバー積層) T.P.S.(高性能サーモプラスチック) T.P.S.(高性能サーモプラスチック) DFP(グラスファイバーをカーボン繊維で補強。100%カーボンは上位「S3 Carbon」)
インナーバイザー あり なし(Arai設計思想) あり なし あり(V-lockサンバイザー機構)
インカム対応 SHOEI COMLINK(専用設計) 汎用インカム対応 インカム専用取付スペースあり インカム装着に配慮した設計 SC2(専用通信システム)対応
安全規格 JIS(国内正規品はPSC) SNELL・JIS(国内正規品はPSC) JIS(国内正規品はPSC) JIS(国内正規品はPSC) ECE 22.06(国内のPSC/JISは要確認)
参考重量 1,635g(公式・ソリッドMサイズ) 公式未掲載・要確認 約1.6〜1.7kg 約1,500〜1,600g(最軽量級) 要確認(販売店データで約1,641gの例あり)
参考価格(税込) 68,200円〜 ソリッド63,800円/グラフィック73,700円 ソリッド31,320円/グラフィック34,560円 34,100円〜 約116,765〜133,705円(並行輸入の販売店例)

※価格・重量・規格は公開情報をもとにした参考値(執筆時点)。価格は国産4モデルがメーカー希望小売価格(税込)、Schuberth S3は並行輸入の販売店例です。実売価格は割引やセールで変動します。購入前に各メーカー公式サイト・正規販売店で最新情報を確認してください。


項目別比較

価格帯と位置づけ

5モデルを価格で並べると、大きく3つの層に分かれる。

価格帯(参考・税込) モデル 位置づけ
約116,765円〜 Schuberth S3 海外プレミアム・静粛性最高峰
68,200円〜 SHOEI GT-Air 3 ツーリング多機能の上級モデル
63,800円〜 Arai ASTRO-GX 安全思想・静粛性を極めた最高峰オールラウンダー
約34,100円〜 OGK KABUTO SHUMA 国産・最軽量級・空冷重視
約31,320円〜 OGK KABUTO KAMUI-3 国産・快適装備が充実したコスパ型

最上位はドイツ製プレミアムのSchuberth S3。次いで国産プレミアムのGT-Air 3とASTRO-GX(ソリッドではともに6万円台でほぼ同価格帯。ASTRO-GXのグラフィックは7万円台)が続き、OGKの2モデルが3万円台の国産コスパ層になる。「静粛性・所有満足度の最高峰(Schuberth)」「国産プレミアムの完成度(SHOEI/Arai)」「国産コスパ(OGK)」のどこに価値を置くかで、最初の絞り込みができる。可処分所得に余裕があり「最高の快適性に投資したい」なら、Schuberth S3も現実的な選択肢に入る。


重量と疲労(体力への負担)

一日かぶり続けるツーリングでは、重量は「数字以上に」効いてくる。100〜200gの差でも、信号待ちでの首の支え、長時間巡航での肩こり、ツーリング後半の集中力に響く。

最軽量級は OGK KABUTO SHUMA(約1,500〜1,600g) だ。「空冷性能」と並んで軽さを売りにしており、首への負担を抑えたい人には大きな魅力になる。

SHOEI GT-Air 3 は公式Mサイズ(ソリッド)で1,635gと、多機能モデルとしては標準的な重量に収まっている。インナーバイザーやインカム機構を内蔵しながらこの重量に抑えているのは設計の妙だ。

Schuberth S3 はグラスファイバーをカーボン繊維で補強したシェル(DFP)を採用する。カーボン補強により多機能モデルながら重量増を抑えているが、公称重量はサイズ・カラーで表記が異なり、販売店データでは約1,641gの例がある。これはGT-Air 3(1,635g)とほぼ同等で、軽さで突出するわけではない。購入前に確認してほしい。

Arai ASTRO-GX は公式に重量が明示されていないため要確認だが、帽体の剛性を重視するAraiの設計思想から、極端な軽量化よりも安全性能を優先している。重量よりも「衝撃を受け流す帽体形状」に価値を置くモデルと理解しておきたい。

OGK KABUTO KAMUI-3 は約1.6〜1.7kgで、快適装備を満載したぶんSHUMAより重め。ただしツーリング用途で問題になる重さではない。

ポイント:軽さを最優先するならSHUMA。多機能と軽さのバランスならGT-Air 3、所有満足度を含めた総合力ならSchuberth S3が候補になる。


インナーバイザー(日差し対策)

50代以降のツーリングで地味に効くのが、インナーバイザー(内蔵サンシェード)の有無だ。トンネルの出入り、西日、夕暮れの明暗差に、シールドを交換することなくレバー操作だけで対応できる。サングラスの持ち替えが不要になり、休憩のたびにシールドを開け閉めする手間も減る。

インナーバイザーあり:SHOEI GT-Air 3/OGK KABUTO KAMUI-3/Schuberth S3

  • GT-Air 3 は左サイドのスイッチで開閉。SHOEIの上級ツーリングモデルらしい完成度だ。
  • KAMUI-3 はインナーサンシェードが縦方向に長くなり、目の下から回り込む光もカットする設計。シールド自体も紫外線99%・赤外線77%カットで、まぶしさと熱の両方に配慮している。
  • Schuberth S3 は新設計の「V-lockサンバイザー機構」と視界を広げる「シティポジション」を備え、プレミアムらしい操作感と視界の広さを両立している。

インナーバイザーなし:Arai ASTRO-GX/OGK KABUTO SHUMA

Araiは帽体内に開口部や可動機構を設けない設計で知られ、インナーバイザーを搭載していない。日差し対策はスモークシールドへの交換や調光(フォトクロミック)シールド、サングラス併用で行う。SHUMAも同様にインナーバイザー非搭載で、そのぶん軽量化と空冷に振っている。

日差し対策の手軽さを重視するなら、インナーバイザー搭載の3モデルが圧倒的に楽だ。


静粛性・空力(高速巡航の快適性)

高速道路を使う宿泊ツーリングでは、風切り音の大きさが疲労とインカム音声の聞き取りやすさを左右する。この点で頭一つ抜けるのが海外プレミアムのSchuberthだ。

Schuberth S3 は、静粛性の代名詞ともいえるドイツブランドの実力を継承する。公称値で100km/h・ネイキッド車で85dB(A)という静粛性を打ち出しており、長距離巡航での疲労低減とインカム音声の聞き取りやすさに直結する。風洞開発を背景にした空力・静粛設計は、このカテゴリで明確な強みだ。

Arai ASTRO-GX は、ツーリング向けに開発された「GTスポイラー」で高速走行時の乱流を抑え、口元の「ESチンカバー」で静粛性を高めている。専門メディアのインプレでも「静粛性・空力性能・快適性のすべてがハイレベル」と評価される、国産のツーリングオールラウンダーだ。

SHOEI GT-Air 3 はSHOEIが長年磨いてきた空力設計を継承し、巡航時の静粛性と安定性に定評がある。インカムを内蔵してもデザインと空力を崩さない設計だ。

OGK KABUTO SHUMA は「ウルトラクールシステム」「ウェイクスタビライザー(特許)」で空冷と空力を両立。静粛性そのものより、走行風で頭部を冷やす夏場の快適性に強みがある。

OGK KABUTO KAMUI-3 は快適装備をバランスよくまとめたモデルで、国産コスパ枠として実用十分な静粛性を確保している。


インカムとの相性

仲間とのツーリングやナビ音声で、インカムは今や標準装備だ。専用設計だと取り付けがスマートで、配線やスピーカーの収まりがよく、風切り音も増えにくい。

モデル インカム対応
SHOEI GT-Air 3 専用「SHOEI COMLINK」をスマートに内蔵できる設計
Schuberth S3 専用通信システム「SC2」に対応(別売)
OGK KABUTO KAMUI-3 インカム専用の取り付けスペースを確保
OGK KABUTO SHUMA インカムを使う人の使い勝手に配慮した内装設計
Arai ASTRO-GX 専用ビルトイン機構は持たず、汎用インカムを装着して使う

専用設計のスマートさを重視するなら GT-Air 3(SHOEI COMLINK)Schuberth S3(SC2) が候補になる。すでに汎用インカム(SENA・B+COMなど)を持っている人は、どのモデルでも装着できるが、帽体形状によって収まりが変わるため試着時に確認したい。


メガネ・サングラス併用と内装

老眼鏡・近視のメガネを併用するライダーにとって、テンプル(つる)が当たらない内装かどうかは快適性を大きく左右する。

  • OGK KABUTO KAMUI-3/SHUMA:OGKの2モデルはいずれも眼鏡対応の新縫製パターンのチークパッドとCOOLMAX®内装を共通で採用し、メガネ・サングラスをスムーズに装着できる。汗対策にも配慮されている。
  • SHOEI GT-Air 3/Arai ASTRO-GX/Schuberth S3:上級内装で快適性は高いが、メガネ併用時の相性は頭の形・メガネ形状で個人差があるため、試着での確認を推奨。

メガネ併用が前提なら、眼鏡対応チークパッドを備えるOGKの2モデル(KAMUI-3・SHUMA)は安心材料になる。


安全規格

日本の公道で使う乗車用ヘルメットには PSCマーク の表示が求められる。国内正規品であればPSCマークが付いているのが前提だ。

  • GT-Air 3/KAMUI-3/SHUMA:JIS取得。国内正規品はPSC付き。
  • Arai ASTRO-GX:SNELL・JIS取得。国内正規品はPSC付き。さらにSNELLを取得しているのは5モデル中ASTRO-GXのみで、Araiの安全への姿勢を象徴している。
  • Schuberth S3:欧州最新規格 ECE 22.06 を取得(Schuberth初のECE 22.06適合フルフェイス)。ECE 22.06は2022年改定で従来規格より要求水準が大幅に引き上げられた厳しい基準だ。ただし日本国内では並行輸入での流通が中心で、PSC/JISの有無は販売店により異なる。国内公道で使う前提なら、購入時にPSC/SGの有無を必ず確認してほしい。

並行輸入品や海外ECからの購入ではPSCの有無が異なる場合がある。国内公道で使うなら、PSCマークの確認できる流通品を選ぶのが確実だ。


総合比較表

項目 SHOEI GT-Air 3 Arai ASTRO-GX OGK KAMUI-3 OGK SHUMA Schuberth S3
参考価格(税込) 68,200円〜 63,800円〜 31,320円〜 34,100円〜 約116,765円〜
参考重量 1,635g(公式M) 要確認 約1.6〜1.7kg 約1,500〜1,600g 約1,641g(販売店例)
インナーバイザー あり なし あり なし あり
静粛性・空力 優秀 優秀 良好 良好(空冷重視) 最高峰(85dB公称)
インカム 専用COMLINK 汎用対応 専用スペース 配慮設計 専用SC2
メガネ対応 内装次第・要試着 内装次第・要試着 メガネスリット メガネスリット 内装次第・要試着
安全規格 JIS(正規品PSC) SNELL・JIS JIS(正規品PSC) JIS(正規品PSC) ECE 22.06(PSC要確認)
ブランド国 日本 日本 日本 日本 ドイツ
おすすめ用途 多機能ツーリング万能 安全思想・静粛性最重視 コスパ・快適装備重視 軽さ・夏場の快適性 静粛性・所有満足度最重視

どれを選ぶべきか

多機能ツーリング万能で選ぶ:SHOEI GT-Air 3

こんな人におすすめ

  • インナーバイザー・専用インカム・防虫フィルターなど、ツーリングに効く機能を1本にまとめたい
  • 国産プレミアムの安心感と完成度を重視する
  • インカムを常用しており、配線や風切り音をスマートに収めたい
  • 多機能でも重量を抑えた(約1,635g)バランスを求める

GT-Air 3はSHOEIのツーリング向けフルフェイスの上級モデルで、最上級フルフェイスと同じAIM+構造の帽体を採用しながら、インナーバイザー・SHOEI COMLINK・口元の防虫フィルターなどツーリング機能を満載している。「迷ったらこれ」と言える万能型だ。予算が許すなら、買い替えライダーの満足度が最も高いモデルになる。


安全思想・静粛性で選ぶ:Arai ASTRO-GX

こんな人におすすめ

  • Araiの「衝撃を受け流す帽体形状」という安全思想に共感している
  • SNELL認証を持つ安全性能に最大の価値を置く
  • 高速巡航の静粛性・空力性能を最優先する
  • インナーバイザーがなくても、シールド交換やサングラスで対応できる

ASTRO-GXは「静粛性・空力性能・快適性のすべてがハイレベル」と評されるツーリングオールラウンダーだ。GTスポイラーとESチンカバーで高速巡航の疲労を抑え、SNELL・JISの安全規格を満たす。インナーバイザーは搭載していないが、シールド交換やサングラスで日差しには対応できる。「安全と静かさに投資したい」ベテランの本命だ。


コスパと快適装備で選ぶ:OGK KABUTO KAMUI-3

こんな人におすすめ

  • 国産ブランドの安心感を保ちつつ、3万円台に予算を抑えたい
  • インナーサンシェード・メガネスリット・インカムスペースなど快適装備を一通り欲しい
  • 紫外線・赤外線カットシールドで、まぶしさと熱の両方に対策したい
  • ツーリング中心で、本格的なサーキット走行は予定していない

KAMUI-3は「コスパ最強」と評されることも多い、国産快適装備の決定版だ。縦方向に長いインナーサンシェード、メガネスリット、COOLMAX®内装、インカム専用スペースと、ツーリングに必要な機能を3万円台でまとめている。プレミアムの価格に踏み切れない買い替え層の現実的な着地点だ。


軽さと夏場の快適性で選ぶ:OGK KABUTO SHUMA

こんな人におすすめ

  • とにかく軽いヘルメットで首・肩の負担を減らしたい(約1,500〜1,600gの最軽量級)
  • 夏場のツーリングで頭部の熱がこもるのがつらい
  • メガネ・サングラスをスムーズに着脱したい
  • インナーバイザーは不要で、軽さと涼しさを優先する

SHUMAは「ウルトラクールシステム」による空冷性能と軽さが武器の国産モデルだ。走り出した瞬間から風を感じる通気設計と、メガネが入れやすいチークパッド形状を備える。インナーバイザーは持たないが、「軽くて涼しい」という一点で体力の消耗を抑えたいライダーに刺さる。夏のロングツーリングが多い人の候補になる。


静粛性と所有満足度で選ぶ:Schuberth S3

こんな人におすすめ

  • 高速巡航の静粛性を最優先する(公称100km/h・ネイキッドで85dB(A))
  • 予算に余裕があり、最高の快適性と所有満足度に投資したい
  • ECE 22.06という欧州最新規格に準拠した安全性を確認できる
  • インナーバイザー(V-lockサンバイザー)と専用インカム(SC2)を備えた完成度を求める
  • 国産プレミアムとは別軸の、ドイツ製プレミアムという選択をしたい

Schuberth S3は「静粛性の代名詞」とされるドイツの名門が手がける、ECE 22.06適合のプレミアムフルフェイスだ。カーボン繊維で強化したシェル、広い視界、専用通信システムSC2など、長距離ツーリングの快適性を突き詰めている。価格は約12万円〜と本記事で最も高いが、可処分所得に余裕があり「一日中かぶっても疲れない静けさ」に最大の価値を置くベテランには、それに見合う満足度がある。ただし日本国内では並行輸入流通が中心のため、PSC/JISの有無を購入前に必ず確認すること。欧州設計のため、試着して頭形の適合を確かめることも強く推奨する。


購入方法

いずれのモデルも、被り心地は実店舗での試着が最も確実だ。頭囲(メジャーで額〜後頭部を一周した長さ)を測り、各メーカーのサイズチャートと照合したうえで、可能なら試着してから購入してほしい。

SHOEI GT-Air 3

SHOEIは被り心地の確認のため実店舗でのフィッティングを推奨している。在庫・カラーは各ECでも確認できる。

楽天市場で確認する(GT-Air 3)

Arai ASTRO-GX

Araiも実店舗での試着を非常に重視しているブランドだ。長丸形の頭形に合う人には有力な選択肢になる。

Amazonで確認する(ASTRO-GX)

OGK KABUTO KAMUI-3

各ECで購入可能。サイズは公式サイズチャートを参照のうえ、試着できる場合は実店舗での確認を推奨する。

Amazonで確認する(KAMUI-3)

OGK KABUTO SHUMA

各ECで購入可能。軽さと空冷を重視するモデルとして、夏場のツーリングが多い人に向く。

Amazonで確認する(SHUMA)

Schuberth S3

各ECや輸入車用品店で購入可能。日本国内では並行輸入流通が中心のため、PSC/SGの有無と正規流通品であることを必ず確認すること。欧州設計のため、試着して頭形の適合を確認することを強く推奨する。

楽天サイトで確認する(Schuberth S3)


よくある質問

Q. ツーリング用フルフェイスで、まず重視すべきポイントは?

一日かぶり続けることを前提に、(1)重量、(2)静粛性、(3)日差し対策(インナーバイザー)、(4)インカム対応の4点を優先したい(メガネを併用するなら、これにかけやすさも加わる)。サーキットの限界性能より、長時間の快適性が疲労と安全(集中力)に直結する。そのうえで、最終的には頭の形に合うかどうかを試着で確認するのが確実だ。

Q. インナーバイザーは本当に必要ですか?

必須ではないが、トンネルの多い区間や西日・夕暮れのツーリングでは大きく快適性が変わる。レバー操作だけで明暗差に対応でき、サングラスの持ち替えやシールド交換が不要になる。手軽さを重視するならGT-Air 3・KAMUI-3・Schuberth S3のインナーバイザー搭載モデルが楽だ。一方、Araiの安全思想を優先するならASTRO-GX、軽さ優先ならSHUMAという選び方になる。

Q. メガネをかけたままでもかぶれますか?

メガネスリットを備えたKAMUI-3・SHUMAは、テンプル(つる)を通しやすい設計になっている。ただしメガネの形状や頭の形で相性は変わるため、メガネを持参して試着するのが確実だ。GT-Air 3・ASTRO-GX・Schuberth S3も上級内装で快適性は高いが、メガネ併用は試着での確認を推奨する。

Q. インカムは後から付けられますか?

汎用インカム(SENA・B+COMなど)はどのモデルにも装着できる。GT-Air 3は専用「SHOEI COMLINK」、Schuberth S3は専用「SC2」のシステムを持ち、専用品ならよりスマートに収まる。KAMUI-3・SHUMAもインカム装着に配慮した設計だ。スピーカーの収まりは帽体形状で変わるため、試着時に確認したい。

Q. 海外プレミアムのSchuberth S3は安全面・公道使用で問題ありませんか?

Schuberth S3は欧州最新規格のECE 22.06を取得しており、安全基準そのものは高い水準にある。ただし日本国内では並行輸入での流通が中心で、PSC/JISの有無は販売店によって異なる。国内公道で使う前提なら、PSC/SGの確認できる流通品を選ぶのが確実だ。購入前に販売店へ正規流通品か・PSCの有無を必ず確認してほしい。


まとめ

ツーリング向けフルフェイス5モデルの選択軸を一言で整理すると:

  • 多機能ツーリング万能:SHOEI GT-Air 3。インナーバイザー・専用インカム・防虫フィルターを約1,635gにまとめた上級モデル。迷ったらこれ
  • 安全思想・静粛性最重視:Arai ASTRO-GX。SNELL取得・GTスポイラーで静粛性も高い、ツーリングオールラウンダー
  • コスパと快適装備:OGK KABUTO KAMUI-3。インナーサンシェード・メガネスリット・UV/IRカットを3万円台で
  • 軽さと夏の快適性:OGK KABUTO SHUMA。約1,500〜1,600gの最軽量級+空冷重視
  • 静粛性・所有満足度最重視:Schuberth S3。公称85dBの静粛性とECE 22.06のドイツ製プレミアム(国内のPSC/JISは要確認)

ヘルメットの価格差は、帽体素材・安全思想・静粛性・多機能化・内装品質に表れる。PSCマーク付きの国内正規品であれば公道使用の基本条件は満たすが、一日走り続けるツーリングでは「軽さ・静かさ・日差し対策・インカム相性」が満足度を決める。

最後の決め手は、やはり実店舗での試着だ。気になるモデルを2〜3本かぶり比べて、自分の頭に最も合う1本を選んでほしい。


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  1. 2026年 6月 06日
  2. 2026年 6月 16日

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