スラロームを走り切る方法(自動二輪車免許)
「スラロームで曲がりきれない」
「スラロームでタイムを短くできない」
といった方向けに記事を書いています。
こんにちは、ツーリングアプリDrivemateを運営している鎌倉です。
普通自動車二輪車でも大型自動二輪車でも、検定コースの課題にあるのが「スラローム」です。
スラロームは、右左にハンドルを切り、まさにグネグネと蛇のごとく疾走する課題です。
検定コースには他にも、S字/クランク/一本橋/波状路(大型のみ)などの課題がありますが、スラロームを苦手にしている方は少なくないのではないでしょうか?
恥ずかしながら、僕もその一人です・・・笑。
(大型自動二輪車の卒検に合格はしましたが、今でも苦手意識があります)
本記事では、僕なりにスラロームの課題をどのようにクリアしていったかをまとめてみました。
これからスラロームに挑戦する方々への参考になれば嬉しいです。
1、一旦、理論をおさえてみる
ネット記事や解説動画などを見ると、スラローム走行のざっくりとしたやり方は、以下のとおりです。
(1)バイクを進行方向に傾け、セルフステアでハンドルを切る
(2)バイクに傾いた車体を起こさせるきっかけを与えるため、アクセルを軽く回してすぐ離す
(3)目線は2本先の真ん中のコーン
※セルフステアとは、車体の傾きにより自然とハンドルが切れること
一番参考になったのは、やっぱり「教習人間バタイダーZ」シリーズの「【永久保存版】バイクスラローム!3つのコツを押さえるだけで劇的に上手くなる!全国指導員大会2年連続総合優勝指導員が徹底解説!」ですね。
必ず動画を見て、スラローム走行のイメージを作りましょう!
2、とりあえず、つっぱれ!
「バイクを進行方向に傾けると簡単には言いますが、こんな重い物をどうやって傾けるんですか?体重移動ですか?僕、そんな体重ないですけど、バイクは傾きますか?」
というのが率直な感想です笑。
とりあえず、おそるおそるノロノロとスラロームコースを走ったところ、教官から・・・
「それはスラロームではない」
と言われちゃいました。確かにスピード感が全くない。
とりあえず失敗してもいいので、スピード出してスラロームにチャレンジ・・・真ん中のパイロンを全部倒しました笑。教官からの一言・・・
「さすがに全部倒した人は、初めて見た笑」
いやいや曲がらんものは曲がらんです・・・。このとき、初めて感じましたね。
「バイクの免許取れないかも・・・大型自動二輪から普通自動二輪にかえられないかな?」
あまりにも曲がれずコーンにぶつかるので、半ばヤケクソでハンドルを切りにかかりました。
セルフステアガン無視です笑。イメージは相撲の「つっぱり」です。
するとどうでしょう・・・曲がれるようになりました(笑)。マジでつっぱりです。左ハンドルも右ハンドルも握っていません。とにかくハンドルを押しました。
このことからわかったのが、僕自身、ハンドル切るときに「押す」よりも「引く」クセが強かったのです。
「右に曲がる時は右ハンドルを引き、左に曲がる時は左ハンドルを引く」・・・ではなくて、「右に曲がるときは左ハンドルを押す、左に曲がる時は右ハンドルを押す」に意識を変えました。
人によるかもしれませんが、「引く」より「押す」力の方が強いので、つっぱりによってハンドルが切れ、曲がれるようになったわけです。
3、アクセルを軽く回すのをやめる
だがしかし、「つっぱり」走行にも問題があります。
それは「アクセルを軽く回してすぐ離す」動作ができなくなることです。だって、ハンドルを握ってないんだもん笑。
ということで、今度はハンドルを握って「押して曲がる」を意識してみました。
するとどうでしょう・・・なぜか右曲がりだけぎこちなくなりました笑。
記事「バイク免許取得のための効率的な練習方法」の「違和感を教官に伝える」で詳しく書きましたが、右曲がりがぎこちなくなった原因は「アクセル(スロットル)を強く握り過ぎていた」です。アクセル(右ハンドル)を強く握ると、右手が引きにくくなり(可動域が狭まり)、右にハンドルが切りきれなくなるのです。
そして不器用でごめんなさい・・・アクセルを軽く握って、アクセルを軽く回す動作は僕にはできませんでした笑。
(後々、小指薬指メインでアクスセルを回す術を知りました汗)
ということで、スラローム走行では手はハンドルに添えるだけにして、アクセルを軽く回すのはやめました。
4、入口と出口でタイムを稼ぐ
そうなってくると次に気になってくるのはタイムです。アクセルを軽く回せなくて規定タイムをクリアできるかです・・・。
(ちなみにアクセルを軽く回せる主な目的はスピードアップではなくて、あくまでバイクに傾いた車体を起こさせるきっかけづくりです)
普通自動車二輪の規定タイムは8秒以内、大型自動二輪車の規定タイムは7秒以内です。規定タイム内にスラロームを走り切らないと減点です。
アクセルを軽く回すことなくタイムを縮める方法はあります。
それが、「入口と出口でタイムを稼ぐ」です。
実はスラローム内のスピードは「入口」のスピードで決まります。スラローム内でバイクを加速させることはできません。したがって、スラロームに入る際はある程度スピード感を持って突っ込んでください。
そして出口・・・最終コーンを曲がり終えたら全速でゴールを駆け抜けましょう!これだけで、0.5秒は稼げます。
入口と出口のスピードを意識したら、7秒を切ることに成功しました。
僕の場合は入口のスピードをほとんど意識していなくてタイムを出せていなかったのですが、意識するきっかけを与えてくれたのが以下の動画です。「入口出口ゆっくり」「入口出口を速く」の比較検証がされています。
スラロームタイムアップを目指す人に見て欲しい 【 徳島中央自動車教習所 】
ぜひ、参考にしてみてください!
5、まとめ
スラロームに関しは、一番苦労して想い出深い課題だったので、記事にさせていただきました。
バイクの運転には「感覚」が入るため、個人個人でスラロームの攻略法はかなり違ってくるかと思います。
「こんな感じでスラロームの課題をクリアした人がいるんだ!へぇ〜」程度の参考になれば嬉しいです。
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